生前整理のチェックリスト・項目
そもそも生前整理とは
老いる前の身辺整理
生前整理とは、自分の死後に残された家族が、相続問題などで苦労しないように自分が死んでしまう前に自分や家族の財産や持ち物を整理しておくことです。
一般的には、所有者が亡くなった際に行うことが多い遺品整理ですが、これを、生きているうちに行うもの。また、老いる前に行うものを生前整理といいます。
亡くなった際に、家族や子どもに迷惑を掛けたくないと、自ら遺品整理を行うことがきっかけで老前整理や生前整理が始まりました。
分類リストを作成
必要なもののリストアップ
まず、生前整理を行う際に、自分にとって大切なものをリストアップしていきます。
生前整理で分類するリストは4つあります。
- 必要なもの:現在使用しているもの・大切なもの
- 不要なもの:現在使用していないもの
- 思い出 :家族写真やコレクションなど
- 迷い中 :必要か不要か迷っている物
この4つに分類し、不要なものは処分するか、買取業者にでも買取ってもらいましょう。
迷い中に分類されたものは、3ヶ月後に再び分類し直します。
こうすることで、少しずつですが、身の回りの整理をすることが出来ます。
やり残したことをリストアップ
今までやりたくてもできなかったことや、行きたくても行けなかった場所などをリストアップしましょう。
残りの人生を送るためにこれらリストアップすることで、具体的な計画を立てやすく実際の行動に移しやすくなります。
また、お世話になった方や大切な方をリストアップしておくことで、自分が生きている間に手紙やメッセージを送るなど感謝の意をきちんと伝えておくことができます。
遺産相続のためのリスト作成
リストを作る際には、何がどこにあるのかをまとめる必要があります。
財産 | |
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預貯金 | 貯金をしている口座や暗証番号、用途や区分などをまとめましょう。 |
有価証券 | 株式などを保有している場合は、株数や口座などをメモしておきましょう。 |
不動産 | 自宅やアパートなどの不動産の情報、担当者などをメモしておきましょう。 |
私的年金 | 個人年金等の場合、受け取る方法などをまとめておくと便利です。 |
趣味/コレクション | |
美術品/骨董品 | 知っているかであればその価値がわかりますが、興味が無い方はその価値がわかりません。写真と一緒に評価額などがあるとわかりやすいです。 |
貴金属 | 時計やブレスレットなど、使用していないものがあれば処分してもよいでしょう。 |
自動車 | 購入した販売店や担当者などをメモしておきましょう。 |
書類関係 | |
通帳 | 通帳がどこにしまってあるのかをまとめます。 |
印鑑 | 印鑑がどこにしまってあるのかをまとめます。また、銀行によって印鑑をかえている場合はその旨もメモしましょう。 |
カード類 | カード類がどこにしまってあるのかをまとめます。また、用途などもまとめましょう。 |
身分証 | 身分証がどこにしまってあるのかをまとめます。 |
亡くなった際手続きが発生するもの | |
パスポート | パスポートがどこにしまってあるのかをまとめます。 |
マイナンバーカード | マイナンバーカードがどこにしまってあるのかをまとめます。 |
運転免許証 | 運転免許証がどこにしまってあるのかをまとめます。 |
健康保険証 | 健康保険証がどこにしまってあるのかをまとめます。 |
公的年金手帳 | 公的年金手帳がどこにしまってあるのかをまとめます。 |
交友関係 | |
親友/友人 | もしもの時に、連絡できるよう電話番号や住所をまとめましょう。 |
葬儀関係 | |
葬儀の種類 | 家族葬や散骨葬など、葬儀の方法に希望がある場合はまとめておきます。 |
葬儀に呼んでほしい人 | もしもの時に、連絡できるよう電話番号や住所をまとめましょう。 |
自分の死を知らせて欲しい人 | もしもの時に、連絡できるよう電話番号や住所をまとめましょう。 |
パスポート、マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証、公的年金手帳などは、自分の死後、家族が返却しなくてはならないので、まとめて管理しておきましょう。
また、生命保険などに加入している場合には、その契約内容と共に記載しておくと、残された家族がスムーズに手続きを行う事ができます。
この他に、自分の死を知らせて欲しい人、葬儀に呼んで欲しい人などのリストを連絡先と一緒に記載しておきましょう。
自分の大事にしていた物を形見分けとして家族や友人に残したい場合や、家族葬や散骨葬など、葬儀の方法に希望がある場合、重度の病にかかった場合の延命治療の希望などもリストにしておくと、もしものときに役立ちます。。
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